代表挨拶

インテリアコーディネーターアシスタント時代にはどのような事を学びましたか?
インテリアスタイリングというのは、商品プロモーションの役割を持つので見る(受け取る)側に、商品への関心を持たせ、購入の行動を起こさせることが大事だということを学びました。またその為に、モノをいかに魅力的に見せるか、そのモノの魅力をいかに引き出すかということが必要だと思いました。

苦労した点などはありますか?
いわゆる椅子やテーブル、ソファなどの家具だけではなく、小物(食器類、カトラリー、ステーショナリー、ファブリック)まで商品の範囲が多岐に渡る点です。また、それだけ多くの知識が必要となる点です。

何も無い空間に、一からソファーやテーブルを運び入れて撮影する場合もあり、大物家具を運んだ後、小物を1点1点設置していくので空間を作るにはかなりの時間を要しました。たとえ写真として残らない箇所であっても、空間全体における一部分として作り上げる必要があり、細かな作業も多く、前もって撮影用の小物を自作し持っていくこともありました。

視覚的デザインに関して、具体的にどのような悩みを持たれているクライアントが多いですか?
ご自分の好みのテイストは分かっているが、具体的な探し方が分からなかったり、商品を探す時間がかけられない方が多いように思います。またお客様のイメージが抽象的であればあるほど、その方の想像しているものに近づくべく、こちらからいろいろな質問を投げかけキーとなるワードやイメージを引き出すようにしています。 その後、数個の物をピックアップしてきて、まずは写真などのビジュアルで見せます。加えて、それを扱っているお店も一緒に伝えることで、店の雰囲気やテイストが伝わるようにし、お客様がより自分好みの物を選びやすくするようにしています。

機能的デザインに関して、どのようなポイントを重要視し商品をえらんでいますか?
機能はただ多ければいいというものではないという事に加え、最新の機能を持つものが優れているのではいというのをベースに選んでいます。それぞれの生活スタイルによって必要な機能は異なっており、それを理解することによって商品の選択肢が絞られてきます。

また、店頭や広告などではメリット面だけが前面に出てきやすいのでデメリット面も考慮し、出来るだけお客様に伝えることを重視しています。 メリットが多くても、その方にとって致命的なデメリットがあるものはすすめません。例えば、冷蔵庫選びの際にアドバイスをしたのは、騒音(冷蔵庫の運転音)の点です。一人暮らしなど、部屋数の少ない家では、最悪睡眠の妨げとなる場合もあります。新しい物や機能が多い物は魅力的に見えますが、それぞれの生活の中で使いやすいものであることが、商品を選ぶ上で重要な点だと思っています。

インテリア、家電選びがもたらす、ライフスタイルの変化とは?
自宅の部屋を好みの空間に、素敵な空間にしたいと思っている方は多いと思います。自分の気に入ったインテリアや家電と共に暮らす事でよりリラックス出来たり、自由に自己を表現することが出来るようになるのではないかと思います。また、意識してモノを買う習慣が身についたり、形や素材、色についての関心が出てきたり、モノに対する意識や考え方が変化するのではないかと思います。どんなモノも、実際の商品になるまでに、よく考えられて作られています。その形や素材や色を使う側も理解すると、モノに対する意識が変わり、より愛着も湧いてくるのではと思ています。

また、どのような生活をおくってもらいたいですか?
モノを通じて心が豊かになる生活を送っていただきたいです。ただ、物が溢れる世の中で、自分にとっての本当に欲しいモノを選ぶにはかなりの時間や労力を必要とします。時間が無くてもあきらめず、気に入ったモノにかこまれた充実した日々を送ってもらいたいです。

日常生活のなかで、意識している事はありますか?
バランス感覚ですね。物でも洋服でも食事でも、過剰だとかえって個々の良さが見えなくなるように思います。足し算だけでなく、引き算も大事だと思っています。また、一つの事象を、多角的に見る事で今まで気づかなかった発見があったりします。知りたい事はとことん調べてみる事。分からない事は人に聞いたりもします。そうする事によって、知識の点と点がつながり線となってより深く理解できます。